1. スマートライフ実験室とは スマートライフ実験室は、自宅リビングや街角のカフェ、オフィス、モノ作り工房など、様々な都市生活シーンを取り込んだ実験空間です。環境センサーを利用した人間の行動情報収集や、パーソナルモビリティの試運転、ゼミおよび自学自習の空間として活用しています。 スマートライフ実験室の基本レイアウト 2. 空間を利用した知識創造 スマートライフ実験室にナレッジマネジメントのフレームワーク「SECIモデル」を踏まえたゾーニングをおこない、知識創造を促進しています[1]。 SECIモデルは、暗黙知から形式知/形式知から暗黙知の知識変換モードに基づく知識創造理論であり、スマートライフ実験室の各ゾーンはこの知識変換モードに対応した空間が作られています。 ○リフレッシュゾーン 共同化(Socialization):少数で暗黙知の共有をおこないます。 ○コンセントレイトゾーン 表出化(Externalization):少数が共有する暗黙知を形式知化します。 ○コラボレーションゾーン 結合化(Combination):形式知を組み合わせて、新たな知識を創造します。 ○クリエイティブゾーン 内面化(Internalization):新たに創造された知識を実践し、暗黙知を獲得します。 ○ウェルカムゾーン お客様にリラックスしていただくと同時に、研究成果を紹介していきます。 [1]野中郁次郎, 竹内弘高(1996)『知識創造企業』, 東洋経済新報社. |